今晩は、秋田様。
今日は、ハロウィンですね。最近はすっかりハロウィンも日本にも定着したみたいで、僕の住んでいる田舎でも、イベントが開催されるようになりました。時代ですねぇ。
さて、今回は久し振りに高橋葉介先生の『学校怪談』より、『ジキルとハイド』を紹介します。どうぞ!
下校しようとした山岸は、廊下の隅で体調を崩した女生徒を見つけ、保健室へと連れていきます。保険の先生はいませんでしたが、そこへ生物学の先生がやって来ました。薬剤師の資格を持つ彼は、自分のために調合した強壮剤を彼女にも勧めます。女生徒はそれを服用してベッドに横になりますが、しばらくすると顔と身体がケロイド状に変わり、鋭い歯を剥き出しにして、山岸に飛び掛かりました! 彼は先生と共に女生徒を取り押さえますが、彼女は失神して、元の姿に戻ります。
これは一体? 先生はこの薬を毎日服用しており、今まで副作用は一度もなかったと主張します。しかし何か胸騒ぎがした山岸は、意識を取り戻した女生徒を連れて帰ろうとします。と、突然後ろから、先生の服を着た怪物が現れ、二人に襲い掛かりました。やはりあの薬には、恐ろしい副作用がったのです! 『お前たちを引き裂いてやる!』、喚きながら襲い掛かる怪物ですが、突然元の先生の姿に戻りました。
『やめろ! やめるんだ!』
先生は怪物に変身し、元の姿に戻るのを繰り返します。それはまさに、先生の良心と悪心の壮絶な戦いでした。
『殺してやる! 殺してやるぞ!』
『やめろ! 俺はそんなことはしないぞ! お前たち、早く逃げろ! 俺から離れるんだ!』
『殺してやる~!』
『やめろぉぉぉ~‼』
『うおおおおおお‼』
『わああああああ‼』
次の瞬間。断末魔の絶叫と共に、先生の身体は真ん中から縦に真っ二つに裂けました! 山岸と女生徒は、呆然とその惨死体を見下ろします。先生の右半身は元のままで、左半身は怪物のままになっています。先生は山岸たちを救うため、自らの悪心と闘い、壮絶な最期を遂げたのでした…。
人間は、誰でも心の奥に、怪物を飼っているのかもしれません。それが何かのはずみで飛び出したとしたら…恐ろしいですね。でもこの話の場合、最後は先生の良心が勝ったのかもしれませんね。
それでは、(^o^)ノ < おやすみー